公務員の面接試験を突破するための戦略
公務員試験における面接試験の重要性は最近になってますます高まっています。これは、国家公務員・地方公務員、双方に共通しており、一般職や専門職等の区分にも関係なく、公務員試験全般に言えることです。
それでは、公務員の面接試験を突破するためには何が必要になるのでしょうか?それが「戦略」です。
公務員面接試験における戦略とは?
戦略とは何でしょうか?
それは、「公務員の面接試験を突破するための道筋」のことです。もっと分かりやすく言えば、何をすれば良いのかという方向性だったり、方法だったりします。
この戦略的な考え方が公務員の面接試験を突破するために極めて重要になるのです。
戦略と「戦術」はイコールではありません。戦術とは、戦略を受けて実際の行動に落とし込むための具体策です。戦略なくして戦術はありません。しかし、多くの公務員受験生が、戦略を考えずに戦術に目が行ってしまうという現実があります。
それも無理はありません。公務員試験の場合、まずは一次試験を突破するために、全受験生が「筆記対策」をガチガチに行ないます。もっと言えば、筆記試験対策のみを全力で行なうわけです。それはそれで間違いであるとは必ずしも言えませんが、一次試験が終了してから、あるいは一次試験の通過が分かった段階から面接対策を必死で開始します。
こういった状況では、かなりの焦りを抱えています。そのため、小手先の「戦術」に走ってしまうことになるのです。質問に対する問答を考えてみたり、マナーの勉強をしてみたり・・・。
しかし、そこには残念ながら、戦略がありません。
戦略とは敵を知ることで明確になる
質問に関する回答を必死に考えるのは無駄ではありません。しかし、「なぜその質問を面接官がしてくるのか?」を分からなければ、単に機械的な回答になってしまいます。これでは、回答することはできても、合格するための回答にはならない可能性があります。
そうではなくて、例えば、「こういった質問の場合、面接官はこういう意図で質問をしている」ということの知識や理解があれば、あなたなりの言葉で面接官の質問に回答を行うことができます。全く同じ質問でなくても、同様の質問があれば「恐らくこういうことを聞きたいのだろう」ということが瞬時に分かるはずです。
それが「戦略」なのです。つまり、戦略の出発点は「公務員の面接試験の全体像を押さえる」ということにあります。
焦って対策を行なっても、そこに戦略がない限りは求める結果を出すことは難しくなります。一方で、まずは公務員の面接試験の概要をしっかりと見渡した上で、どのような対策を行えば良いのかを「戦略的」に考える。
そうすることで、結果的には最も効率的な対策を行なうことが可能となります。
焦る気持ちは分かりますが、まだまだ時間はあります。少なくても、面接試験の概要を押さえることができないほどの境遇に置かれている受験生は少ないでししょうから、まずはしっかりと概要である全体像を押さえるようにしてください。
そうすることで、何をすれば公務員の面接試験を突破することができるのか、手に取るように分かるはずです。それが、あなたのマニュアルになります。