話し方で差が付く

公務員の面接試験対策上、「志望動機」を考えたり、「質問への回答」を練ったり、というように何を回答するのかという中身の対策を行なう受験生は多いです。

しかし、どんなに良い中身があっても、その伝え方が上手くなければ面接官には伝わるものも伝わりません。情熱だけではなく、きちんと面接官に自分の考えていることを「伝える技術」も大切になります。

何を伝えるのかと、どう伝えるのか

何を伝えるのかとどう伝えるのかの違い

面接試験においては、何を伝えるのかという中身の部分と、それをどう伝えるのかという伝え方の2つの要素がまずは大切です。

面接は紙ベースで伝える面接カードとは異なり、口頭でのコミュニケーションです。ですから、面接試験での伝え方というのは「話し方」をどうするのかということと同義です。

どんなに素晴らしい意見や考え方を持っていても、それが面接官に伝わらなければ意味がありません。ですから、伝え方=話し方というのも面接試験においては重要になってきます。

話し方の基本をきちんと押さえて、日頃から意識して取り組んでみてください。

公務員になれば、上司・先輩といった職場のメンバーはもちろん、住民や業者などさまざまな人と接点を持つことになります。そして、話し方というのはコミュニケーション能力に直結するものであって、公務員の面接試験でも「重要視」されている項目なのです。

あなたの話し方を面接官はじっくりと評価しているのです。

話し方の基本

前提として知っておいて欲しいのは、公務員の面接試験だから「特別は話し方がある」ということではありません。

日頃から基本的な話し方がしっかりとできている受験生はいつも通りに行なえば十分です。しかし、日頃はあまり話し方について意識をしていなかったという受験生は、公務員の面接試験対策としてではなく、「日頃からのコミュニケーション」でも話し方を意識してみてください。それが、話し方の上達の唯一のコツなのです。

それでは、話し方の基本を整理しておきます。

 1.はっきりと発音する

ボソボソした話し方では、自信がないように見えてしまいます。また、暗いというイメージを与えてしまうことも少なくありません。これでは、いくら素晴らしい内容でも面接官の心に響くものとはなりません。

ハキハキと歯切れの良い話し方をするのが基本です。返事も同じですが、ダラダラ返事をしたり、声が小さいようではやる気があるように聞こえません。一方で「ハイッ!」と元気良く返事をすることだけでも面接官に与える印象は随分変わるのです。

ハキハキした話し方は、行動もテキパキしているというイメージも与えることになります。

 2.聞き取りやすいスピード

スピードは速すぎず遅すぎずというのが基本です。人間と言うのは、緊張していると「早口になる傾向になる」のが分かっています。落ち着いて、ゆっくりと話すことを意識します。

どんな質問であっても、安定したスピードで話すことができるようにしておくと、面接官に安定度が伝わります。公務員の面接試験では民間企業の就職面接と異なり、意地悪な質問はほとんどありませんから、落ち着いて質問に答えるようにします。

☆これは余裕がある受験生へのヒントですが、話すスピードに迷ったら、「面接官の話すスピードに合わせる」ということをやってみてください。人間というのは、自分と同じような人を好む傾向にあります。話すスピードは無意識的に同じであること感じる要素を持っています。面接官の口調がやや早口であれば自分も少し早口で、面接官の口調がややゆっくりであれば自分もややゆっくり目で話すと良いでしょう。

続きは次ページで紹介します。

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