地方公務員試験における面接試験の位置づけ

地方公務員試験では、その地域ごとによって採用のプロセスはさまざまです。ただし、都道府県(いわゆる県庁)や政令指定都市では、採用試験のための機関として人事委員会が設けられているため、試験の流れは似ていることが多くなっています。

国家公務員試験同様に、地方公務員においても面接試験の重要性は高まっています。

地方公務員試験の場合

地方公務員試験採用の流れ図

前提として、地方公務員では、特に市町村単位になると実施する試験の内容も流れも統一的ではありません。

試験は大きく一次試験と二次試験に大別され、一次試験が筆記試験、二次試験が面接試験と言う流れは国家公務員試験と変わらない。

ただし、自治体によっては、三次試験や四次試験などを行うところもあり、長期的な試験となるところもあります。

また、試験の内容はバラエティに富んでおり、択一式試験、記述式試験、論文試験、作文試験、適正検査、適性試験、体力検査、面接試験など、本当に様々です。

地方公務員に共通の面接試験

バラエティある試験が実施されますが、共通してどの自治体でも実施されるのが、「面接試験」です。面接試験が行われない自治体はありません。

その意味で、面接試験は地方公務員においても重要性が高いといえます。

面接試験は、多くの公務員試験で個別面接が中心となっていますが、地方公務員においては、集団面接や集団討論を実施する自治体が増えつつあります。あらかじめ自分が受験する自治体の試験情報を仕入れて、どのような試験の流れになっているのかを確認しておくことは必須と言えます。

 平成27年よりスケジュールの見直し

民間企業の就職活動の解禁が遅くなったことから、各地の公務員採用試験でもおよそ1ヶ月ほど試験全体のプロセスが先送りとなっているところがあります。ただし、もともと採用プロセスが遅い自治体もあり、地方公務員試験の全てということでもありませんので、自分の受験する試験に関しては、受験願書提出時期は常にチェックをする必要があります。

最終合格=内定

国家公務員試験と地方公務員試験の最大の違いは、試験の最終合格がほぼ内定となることです。(自治体によっては最終合格しても絶対採用されるとは限りませんが、基本的には最終合格=内定と考えて構いません)

国家公務員のように、官庁訪問のような活動はありません。最終合格の通知さえ来れば、後は自分で辞退さえしない限り、採用の通知が送付されてきます。(やや時期は遅れて)

なお、最終合格発表の後に面接がない場合(つまり、最終合格=内定)と、最終合格発表後に採用面接に呼ばれるケースがあります。この採用面接というのは、顔合わせレベルのものであり、よほどのヘマをしない限りは不合格になるということはありません。(もちろん、二次試験の面接試験では選考されているので、不合格はあり得ます。採用面接と二次試験の面接試験は異なるものですから、注意してください。)

公務員面接試験の概要

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